2007年10月18日

教えてもらうこと

僕は人に教えてもらうことが嫌いだ。
ただ、得意ではある。

まず、嫌いな部分について話そう。

たとえば、こういうワンシーンを想像してくれないか。
授業中に先生にあてられたとき、なかなか答えがわからない。
すると隣に座っている友達がこっそり答えを小声で教えてくれる。

僕はこういうとき、決まって大声で「わかりません!」と言う。

たしかに、友達が小声で言ったことによって答えはわかった。
しかしそれを機械のように先生に伝えてなんになる?

その人がたいへんな善意で言ってくれたのはわかる。
ただ、僕はくやしい。
僕はその答えを先生に伝えるなんてできない。
それなら「わかりません」と言ったほうがましだ。
実際、小声を言われるまではわからなかったわけだし。

人に自分の間違いを指摘されるのは嫌だ。
ただ、例外はある。
それは、その人のレベルが自分より格段に上である場合だ。
そういう人の注意は正解の可能性が高いし、納得できる。
ただしそれでも嫌いな人間の言うことは、どんなレベルが上だろうが聞かない。
他にもかわりの人はいるはずだから。
ちなみに僕は司法試験予備校の伊藤塾の参考書は一冊も買わない。

それと、間違いを指摘される側の人の気持ちを考えて、丁寧に優しく指摘してくれる場合だ。
経験的にちゃんとこれができる人は少ない。
もともと気性の弱い人はこれがうまい。
自分が気弱だから、どうすれば相手が傷つかないか直感でわかっているからだ。
少しでも勝気のある人の指摘は非常に不愉快である。
ただ、丁寧で優しかったとしても、何らかの競争相手からの指摘は生理的に信用ならない。

ところで、僕は人に教えてもらうのは得意である。

先ほど述べた「不愉快な指摘」については実は後々意味がある。
僕は一人になってから、先ほど受けた不愉快な指摘について、考えをめぐらす。
そして自分が納得するまで自分のアラを探す。
で、改良する。

指摘が不愉快であればあるほどこの「見直し」傾向が強いと思う。
その知識や方法を知ることで、先ほどの不愉快さを見かえしてやろうと考えるからだ。

ちなみに格下からの指摘はほとんど無視する。
僕は権威主義者なのである。
ただ、権威主義者という言葉は嫌いだ。マイナスイメージでしょ?
そんなんじゃない。
医者を疑わなかったり、先生を疑わなかったり。
そういう実力に裏打ちされているはずだという擬制がある。

たとえば麻雀なんかで格下から不愉快な指摘を受けても、僕は後々に自分のアラを探そうとは思わない。
なぜなら、格下なのだから、アラを探してもないに決まっている。
探すだけ無駄だ。無視するのが一番。
(例、麻雀の店で、負けたおっさんがお前の打ち方はああだこうだと事後に文句をつけてくる)

その物事について、誰が格下かについては、直感でわかる。
自分の知らない分野であっても、なんとなくわかるもんだ。

なお、僕の親しくしている人々に、格下はいない。
このブログを読んでいるあなたが指摘することは、僕にとってためになることがほとんどだ。
無視するというのは、一見さんである場合が多い。
格下は一見にも関らず、無礼な指摘をしてくる。
(例、酔っ払いが電車内でからんで説教してくる)

うむ、ともかく目下課題は、この指摘されたときの「不機嫌さ」をいかにしてなくすかだ。
不機嫌になんかなっていると、誰も注意してくれなくなる。さみしい。
それに、自分が指摘する場合は、相手の気持ちをじゅうぶんに考えてなしたいものだ。

最後に、こういうエピソードがある。

高校時代、数学の時間、ベクトルの問題の複雑な計算中のこと。
その数学の授業の先生、僕は非常に苦手な人だった。
苦手な人の言うことは聞かない。

先生「おい、モリカツ」

僕「なんですか」(計算しながら)

先生「そのまま計算しても答えでーへんで」

僕「そうですか」(計算しながら)

先生「だからそのまま計算してもあかんって、お前なめてんのか!」

僕「なめてません」(計算しながら)

先生「お前、もう出て行けや」

僕「はい、わかりました」(荷物をまとめながら)


そしてクラスを出て行こうとしたそのとき…


先生「お、おい!ほんまに出て行くなよ!」
posted by 映画委員長 at 13:44| 奈良 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
僕も教えられるのは極端に嫌いです。だから、気に入らない宿題はほとんどやらなかった。自分で「いる」と思わんとやらない。でも、「いる」と思ったらとことん聞くし習う。数学教師う〜んUかな〜?
僕の師匠はY本です。
Posted by み at 2007年10月19日 19:17
>み
うんうん、せやろなあ。きみからはそんな感じをうけるわあ(笑)
あたり!そのとおり、U。奴は苦手だわ…
Y本は非常にフランクな方で実に興味深いんやけど、ある事件があってから深くかかわらないようにしたのだ。

中学校の人権作文提出後。

Y「おい!森くん、きみのな、提出した作文読んだで。なんかきみの思想にはちょっと問題があるな。ちょっと思想をかえてやろうと思ってるんやけどな」
ひい〜
Posted by 映画委員長 at 2007年10月22日 18:31
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