2007年08月14日

ミクシー日記(6月30日分)

「チャリ」


昨日、奈良県田原本にある物流センターに短期バイトに行ってきた。ここのバイトは二回目だ。
家からその物流センターまでは直線距離にしてチャリで十分くらいだろうか。しかし、僕は一度も直線距離を走破したことがなかった。

なぜなら、田舎らしく、道がどこにあるのかがわからないからだ。
ときには田んぼ道、県道、村の中の道、他人の土地の道(?)、林の道。
いろんな風景があるのだが、「これ」といった正解の道がわからない。だからこれまで僕は田原本に行く際、遠回りして国道(24号線)まで出ていた。

昨日の昼飯休憩の時間、僕はふと直線距離で家まで帰り、そして昼飯を食べて戻ってこようと思った。
あまりにも自転車日和のいい日だったからだ。

くねくねとした田舎道を、半ば運や感覚にまかせてペダルをこいだ。
車道を横切り、温泉センターを横目にし(こんな暑い日に温泉というのもよさげだな、と思いつつ)、村の中へと入り、小さな橋を二つわたった。
すると、見慣れた住宅街、そして家の裏手にあるスーパーが見えてきた。
どうも奇跡的にほぼ直線距離で家にたどり着いたようである。
20分以内にたどり着かないときはあきらめようと思っていたが。

家に帰って、黒しょうゆチャーハンとソーセージを食べた。
浴びるように、きんきんに冷えた麦茶を飲んだ。

しばらくして、その麦茶をペットボトルにつめて家を出た。
同じ道をとおり、物流センターにむかう。

田んぼが緑々とし、プランクトンが鮮やかに映えていた。
僕は麦茶を取り出し、飲みながら、何もない道を走った。
車は一台もなく、人も誰もいなく、ただただ広大な田舎道の左右に田んぼが展開していた。

地平線が見え、遥か彼方には三重との県境になるであろう山々が薄っすらとしている。
初夏の、何もない道を、静寂のまま走り続けた。
つまらない一こまだけど、こういう時間があることに気づいてよかった。知らないまま、前しか見ずにチャリをこがなくてよかった。
大学の行き帰り、通常の塾のバイト先からの帰り、ご飯を食べるとき、寝るとき。そういう時間に挨拶できるようにしたいものだ。


しんとして
カンカン昇る
夏の色
木立を縫って
金粉が舞う


posted by 映画委員長 at 00:59| 奈良 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
2007年07月01日
11:06
☆みよ☆

めっちゃ癒されましたぁ

2007年07月07日
01:28
モリカツ

>みよ
ありがとう!ありがとう!
この実に良いできの日記に誰からもコメントがつかず、僕は半泣きでした。
ありがとう、みよちゃん。ありがとう!

2007年07月08日
14:07
☆みよ☆

(笑)
いぇいぇ
緑いっぱいの田舎でのんびりしたいです

Posted by コメント at 2007年08月14日 01:00
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。