2007年01月12日

壮絶!対ブックオフ戦

去年の暮れのこと。僕はあまりの金欠に、そして部屋を整理する意味もこめて、漫画を50冊ほど処分することにした。



雨降る日だった。僕は30冊くらいを袋に入れ、それを丸ごとゴミ袋で包み込み、残りの20冊をカバンに入れて、雨の中へ飛び出した。



あまりの本の重さに、自転車はグラグラとする。とても傘などさしている暇はない。僕はびしょ濡れになりながら、近所のブックオフにたどり着いた。



「いらっしゃいませ〜こんにちは〜!!」



元気な店員の声が聞こえたので、僕はほっと一心地つけた。



店員さんに本をすべて渡し、審査の間、CD等を物色しながら待つ。待つこと10分、店内に放送が流れた。



「買取をお待ちの森さまー、森さまー、買取カウンターへお越しください」



今回持参した漫画のラインナップには自信があった。古くなった柊あおい先生の作品群は低価格だろうと思ったが、貴重な麻雀漫画「さだめだ」全巻や、昭和後期の名作エロマンガ「いけないルナ先生」全巻は僕の大切なコレクションの一部だった。



買取カウンターでは、僕の漫画たちが山積みにされていた。「うーん、これまで読ませてもらってありがとうね」僕は心の中で漫画たちに別れを告げた。



次の瞬間、信じられないセリフが流れた。



「えー、こちらの39冊は廃棄となります。残り11冊×20円の合計220円の買取でよろしいでしょうか。よろしければこちらにサインをお願いします」



えっ…220円?廃棄??



僕は一瞬、持って帰ろうかと思った。しかし外は洪水のような雨だ。持って帰るにはつらすぎる。明らかに足元をみた審査だと感じた。



僕はサインをしながら、店員に言った。



「あのね、前から言おうと思ってたんですけどね、廃棄ってなんですか?どうして全部買い取ってくれないんですか?」



店員「いえ、こちらの本はちょっと状態がよくないのです」



僕はペンを止めた。



「あなた、状態がよくないって言いましたね。よくもまあそんなことが言えますね。僕が持ってきた本のほとんどは、ここで買わせてもらったんですよ(事実)、しかもそんなに昔じゃない。それも100円コーナーじゃなく、350円で買ったのもあるんですよ」



店員「はあ?」



僕は「はあ?」という相槌が生理的に大嫌いだ。いらいらが極限に達した。



はじめてこれらの本を買ったとき、うれしかったこと。金欠と整理の都合で、泣く泣く手放さねばならなかったこと。雨の中、自転車で運んだこと。別れを心の中で惜しんだこと。



「つまりですね、お宅は廃棄するような本を売ってたってことですか!?



「おかしいじゃないですか」



店員「そういうわけではございません…」



「ここのウリはなんですの。買って、読み飽きたら売って、そのお金でまた買って…って清水くにあきが宣伝してるでしょう。今日の220円で何を買って帰れというんですか」



店員「100円コーナーもございますので」



「その100円コーナーやけどね、あなたが廃棄するっていうこれらの本より、汚い本はいっぱいありますよ。持ってきましょうか」



店員「…」



「ぼくはね、高値で買えと言ってるわけじゃないの。そりゃ規則もあるでしょう。でもね、売れる本(どうせやつらは廃棄と言いながらも、後々売るんだろうが)と思えるものは、誠心誠意買い取っていただきたいんですよ」



店員「申し訳ございません」



「まあバイトの人にこれを言ってもしゃあないな。ごめんなさい。でも、ちゃんと店長に言っておいてくださいね。でないと、みんなヤフオクで売るようになりますよ」



とまあ、結局はため息をつきながらも、220円を握り締めながらブックオフを後にした。



買うときのブックオフは好きだ。しかし、買い取るときのブックオフはてきとうで、あこぎすぎる。



その後のエピソード。



またまた金欠で僕のエロDVDコレクションを三枚処分することにした。梅田の「買取MAX」に持っていった。



「三枚で380円の買取になります〜」



ふざけんな!僕はすぐさま持って帰った。そして、元教え子にあげた。ハイ、クリスマスプレゼント☆
posted by 映画委員長 at 23:52| 奈良 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
220円か。店員に文句言えるところはすごいと思う。よく言うたもんだ。イケナイルナ先生を持っていたのも驚きです。とりあえずブックオフは連載中の人気漫画しか買いとる気がないらしい。レア物など通用しない。そして買いたい漫画の巻だけが大概無い。ただ以前に動作不可能のプレステ2がなぜか八千円で売れた。
Posted by バカ学 at 2007年01月15日 18:22
前、古本屋に漫画をたーくさん持って行ったのだよ。
お気に入りの漫画をでっかい紙袋3枚くらいにぎっしりつめて。
全部で6000円くらいになったわ〜
しかし、マサルだけは売る気はありません。
Posted by とろみ at 2007年01月15日 21:35
兄貴のミートソースをクリスマスプレゼントにもらえるなんて、幸せな元教え子じゃのぅ、ヒヒ
Posted by デブ社会人 at 2007年01月16日 01:03
俺も年末90冊売ったら1060円だたよ。中には一冊5千円の本もあったのに…てかルナ先生持ってたんだ。
Posted by デブ院生 at 2007年01月16日 09:28
>バカ学
そのプレステ2は実は動作したのでは!?僕も動作不可能のプリンターがあるのやけど、はやくもっていこうかしら。どうせまた300円とかなんやろうけれども。
あいつら最初の方の巻を安く売って、最後の方の巻を高く売っておる。じつにずるがしこい商売をしている。それでも安さを求めて行く僕は、ほんとにお金がない人間なのだなあと思う。

>とろみ
それはそれは。きっと最近のマンガも含んだんでしょうな。僕もどうしても売れないマンガがたくさんあるよ。
これからは売りたいマンガがあれば、誰かにあげることにする。その方が世のため人のためだ。
しかしよくそんな重さのものを持てたね。箸より重いものは持てないのに(笑)

>デブ院生
ブックオフいわく、定価の5パーセントで買い取るらしいよ。つまり5000円の本は250円で売れたってことだ。
Posted by 映画委員長 at 2007年01月17日 23:29
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