2006年08月28日

ゲバ戦記

どうも。難波の地下でやっている徹夜映画館「共産」で、ゲバ戦記を見てきました。スタジオズブリが手がける、運命の物語です。



暗い映画館は、足元すら見えなかった。ポップコーンを頼んだら、100円のポップコーンを目の前で容器に移してくれた。ウーロン茶もスーパーで売っている198円のお徳用ペットだ。



夜中の客層は、それはひどいものだった。後部座席にはひるがえる赤旗、イスの上から少し見えるのはヘルメット。そして灯油の匂い。



しばらくして映画ははじまった。



党の規律を守らなかったために粛清される王様。
タクラマカン砂漠への逃避行。
「書記長ともあろうものがざまあない!」



スタンディングオベレーションで拍手喝さいの客席。「革命だ!革命だ!」中には涙を流して握手を交し合う人も。



その後感化された客たちは、映画館を封鎖し、機動隊とにらみ合いを続けていたということ。



しかし、良い映画でした。主張がある映画に悪いものはない。



スタジオズブリの中では、けっこう見れた映画でした。僕の中でスタジオズブリに順位をつけると…



耳を澄ませば
紅の豚
おもひでぽろぽろ
天空の城ラピュタ
ゲド戦記
風の谷のナウシカ
千と千尋の神隠し
となりのトトロ
魔女の宅急便
火垂るの墓
平成たぬき合戦ぽんぽこ
もののけ姫
海がきこえる
ハウルの動く城
猫の恩返し
ホーホケキョとなりの山田くん



というあたりでしょうか。前回のハウルがつまんなかったので、今回はまだおもしろくて良かったです。いろいろ解説をつけたいところなのですが、まだ見てない人も多いと思いますので、解説は控えたいと思います。



なお、最近江國香織の「きらきらひかる」を読みました。くっだらねえー。



なお、最近リンドバーグを聞いています。すっごくイイ!!



次はですね、東京フレンズあたりを見に行こうかと思っています。花田少年史は見に行くの確定。ただ、東京フレンズはハズレのにおいが幾分するなあ…大塚愛あたりが。
posted by 映画委員長 at 12:46| 奈良 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月23日

主VS客

どうも、こんばんは。あいも変わらず僕のパソコンはいかれています。ゆえに、弟のパソコンから書かせてもらいます。



今日のお題は主体と客体。ええ、ぜんぜん難しい話ではありません。よかったら一緒に考えてください。



「自分自身」という言葉があります。「自分というものを大切に」とよく言われます。僕はなるほどなあ、と思います。で、自分というのはなんでしょう。たとえば、試験に落ちてくやしがるのは自分なのでしょうか。しかし、心の中では「負けたときでも笑える自分でありたい」と思っています。理想の自分像ですね。これは自分ではないのでしょうか。



僕がほんとうに自分であり続けたら、たいへんなことになります。駐輪場のえらそうなおっさんは間違いなくケガをします。電車内で座ってる若人を蹴って席を空けさせます。もっとえらいことになるかもしれません。



まあ、でもそれは極論です。なぜなら僕には理性があるから。理性というものは、自分の欲望による行動をとめようとします。理性をも含んで「自分」と呼べるのでしょう。



しかし、僕の理性が働きにくい局面がいくつかあります。それらを少し列挙してみましょう。



1、嫉妬
2、運による敗北
3、理不尽な対応




僕は、これらのことにはどうしてもやや態度を変えてしまいます。理性の届かない範囲なのです。だったら、もはやこれは「自分自身」の中では解決できない問題なのでしょう。ならば、1〜3についてはイライラする。それは自分自身だ。森さんだ。それでいいじゃないか。そんな声も聞こえてきそうです。



しかし、上記の自分を「主」とするならば、「客」の存在があります。それが理想像と呼ばれるものです。こんな自分であったらいいなあと思うことです。



理想的な自分であれば、それは、イライラしないことです。何事にも動ぜず、わははと笑っていられる自分。ならばそんな自分になればいいじゃないかと言われそうです。しかしそれには二つの反論がある。



一つ目、その理想像とやらは、誰かさんの理想像ではないかという疑問です。つまり、世間の風潮、現代の世界観に照らして「こんな人間はすばらしい」と呼ばれる理想像です。一例をあげましょう。何につけても笑っていられる人間は素晴らしいという世間の考えです。これは、今だからこその感覚ですよね。一昔前であったら、無愛想で評価される人も少なくなかった。



二つ目、その理想像は「プラスイメージ」のみを考えている。僕はよく言います。悩み、苦しみ、間違わない人間なんて、人間ではないと。マイナスイメージをも含んで人間はすばらしいんだと。いつでもニコニコしていられるやつなんて、いつでもクヨクヨしているやつくらい、人間としての感性を欠く人間だって。だから、マイナスイメージを考えなくてよいのかというところで反論なのです。



ただ、人は弱いものではありません。そりゃ、弱いものだけれど、弱いものと言ってしまったらおしまいだ。それは単なる虚無主義に他ならない。強い心を持てる人間になろうと思いたい。



ただ、強い心と鈍感な心は別だ。鈍感な心は、つらいことから目をそらすためにつくられる、目をつぶった心です。それはほんとうは、弱い。とても弱いのです。僕は、敏感で強い心を持ちたい。



その理想像は、目指し続けていいのでしょうか。いいでしょう。マイナスイメージは自分の心のなかでしっかり愛してやればいい。その上で、対外的には強い自分であれる心。それこそが僕なりの強い心なのでしょう。



じゃあ今日のおさらいを1〜3、全ての場合でどうなるのか、考えてみましょう。例は適当です。



1、好きな女が他の男と遊びに行く→なぜ遊びに行くのか、自分に改善点はないかよく考える、これはつらいことなのだと心に刻み込む→その上で、笑って接する。



2、マージャンで、どれだけ最善手を打っても、勝ちにまわれない→自分に改善点はないか考え、不運であることを深く悲しむ→その上で、笑ってまた最善手を打つ。



3、何も悪いことはしていないのに、バイトでしかられた→ほんとにミスはないか考え、ほんとうに理不尽なしかられ方なのかを考える、理不尽であるならば、相手を深く憎む→その上で、笑って許す。



これこそが、僕の理想とする強い心です。ポイントは、相手を憎み、状況を悲しみ、不運を嘆いたその上で、笑って過ごせることです。強い、敏感な心だと思います。でも意外に僕は、これをちょくちょくやっています。でも、たまに笑顔が絶えてしまいます。これについてもっと強くならねばならないのです。
posted by 映画委員長 at 00:13| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月15日

四国ラッキー旅行記

みなさん、おひさしぶりです。試験もラッキーで乗り切りました。なぜラッキーだったかというと、「僕の知っている範囲」だけ、出たのでした。ああ、やっと試験が終わった。四国旅行にいける。



今日は、四国旅行の思い出が頭の中に残っているうちに紀行文を書きたいと思う。うるるん滞在記のつもりでやっていこう。




八月十日(木曜日)



朝、一緒に行くツレと大阪駅で待ち合わせ。お菓子とお茶を買い込んでバスに乗り込む。バスは四列シート、ツレと横隣ということでまだ耐えられるが、基本的に四列シートはよろしくない。



左斜め前のおっさんが、シートを倒したまま後部座席のほうに移動していった。リクライングなおせよと思った。



バスは快適に鳴門大橋を通過し、徳島県に進入した。そこからしばらくは停車駅が続く。はじめての停車駅で、運転手の声が鳴り響いた。



「だれもー、お乗りの方がいませんのでー、このままー、出発しますー」



すべてがうるるんだった。ツレが気づいて俺に教えてくれた。ヤバイ。僕の旅が動き出したような気がしてきた。次の駅でもうるるんをやってくれた。もう少し乗っていたいような気もしていたが、そこはそう、高松駅である。



「うるるん運転手と出会ってー、ラッキー」



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高松駅からはレンタカー。四国の潮の香りに後押しされて、マツダレンタカーに足を運ぶ。使う車はロバートデミーオ。黒いボディがペーパーに重圧をかける。運転は日ごと交代という形ですることになった。本日は俺の運転だ。さあ、サイドブレーキをおとして、行くぞ。



ブロー



さっそくタクシーと当たりそうになった。危ない。仕方がない、気をとりなおしてナビを拝見拝見。おお、次は左にまがるのか。



「つぎの交差点を右に曲がってください」



間違えてしまった。このままだと四国フェリー乗り場へ一直線あるよ。



それからもさんざんだった。法定速度を守り、安全運転すぎる俺。ツレが「まわりの車の速度とあわせてよー」と言うが、「何をおっしゃる。ここの法定速度は何キロや?奴らは脱法者だ、違法者だ。なぜ俺が脱法者にあわせないといかんのだ」と反論。中央線から距離をとりすぎて、車の左が縁石に乗り上げかける。アブナー。



なんとか最初の目的地である、讃岐うどんのうまい店に到着することができた。宮武うどんと言って、地元民もお勧めの店だ。



店外には長蛇の列。店内はまさに四国という感じの民家。さすがの俺も一瞬の不安が頭をよぎった。しかし出されたうどんはまさに神の味。最近流行のしょうゆぶっかけで「特大」を食す。うまひ。ウマー。なんかもちもちシコシコしてる。ツルツルいける。あっという間に食い終わった。腹いっぱい。さてお代は…?



「400円になります」あの量にしては、安い。



「宮武うどんでー、ツルツルシコシコでー、ラッキー」



それからまたドライブ。香川県から高知県へは、途中、徳島の山道を通っていかなければならない。ツレに運転の下手さを指摘された俺は、いらいらきていた。



「普通の人ができることが、どうして俺にはできないのか」



まあ日々運転しているわけではないので、仕方ない。しかし、それを言い訳にせずに俺はがんばった。きっと、最後のほうは進歩した運転になっていたと思う。



香川県から四時間くらいかけて、高知県に入った。道中はジュディアンドマリーを歌いながら、快適な旅路であった。高知県に着くなり、よさこいの音楽と、土佐電鉄に出会う。出会ったー。



ホテルにチェックインすると、支配人が申し訳なさそうな顔で出てきた。



「ツインの予約でしたが、こちらの手違いでダブルで予約してしまいました。なんとかダブルで容赦してもらえませんか?」
「かまいませんよ」
「では、その差額は返金させていただきます。また、お詫びとして朝食券と飲み物のサービスもどうぞ」



返金?



渡された封筒からは樋口一葉が顔をのぞかせた。



「返金されたあげくー、朝食券と飲み物ももらえてー、ラッキー」



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部屋に入って、旅行先によくある木のパズルをしながら、よさこいの時間を待つ。パズルをすべて攻略したころ、二人はよさこいに出発した。



よさこい祭りはふつうの商店街で行われている。とりあえず僕らの目的は飯を食うことだ。大きなみこしが改造された車に乗せられ、運ばれている。その後ろを、踊り手たちが優雅に踊りながら続いていく。しかし人ごみのせいか、それほどよくは見えない。



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とりあえず屋台の通りに移動。それから、カキ氷、牛串、かしわ串、かつおのタタキ、ゆずシャーベット、フランクフルトなどを食した。いかにも腹を壊しそうなとりあわせだ。牛串の屋台での一こま。俺は牛串は別にそそらなかったので、ツレだけ牛串を注文した。



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「よっしゃー、みんなには内緒で。おまけするわ」



なんと牛串が二本に化けた。値段は同じだ。ビスケットの入っているポケットかよ。
それから、よさこいの写真を撮ってホテルに帰還した。



「牛串がー、おまけされてー、ラッキー」



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ホテルに帰ってから、すぐにコンビニに移動。酒を買い込む。それから部屋で宴会だ。途中、テレビで脳卒中についての重い番組がやっていたので、すぐに消す。トランプで大富豪して、連敗に次ぐ連敗をきしたので、ふて寝した。




八月十一日(金)



起きたらえらいことになっていた。朝、九時半。チェックアウトは十時。ツレに俺は言った。



「おい、もう九時半やぞ」
「またいつものウソやろー」



確かに俺はいつもウソばかりだ。しかしこんなしょうもない嘘をつき続けるほど暇ではない。



あわてて出る用意。なんかバタバタしてしまったので、高松に帰る前に温泉に寄ることにした。



チェックアウトをすませ、今日はツレの運転で軽快に「龍馬の湯、黒潮温泉」に向かう。ミュージックはもちろんミスターチルドレンだ。だいたい20キロといったとこだったろうか。途中でコンビニに寄り、四国限定のおむすびを購入。ウマー。



黒潮温泉は午前中に到着したので、ガラガラだった。途中、湯の中は俺だけになったので、西川のりおのマネで、「スッタカター、スッタカター」をやっていた。誰も見ていなかったのでやりたい放題だった。露天風呂はちょっとオシャレだったと言える。日差しが直接当たらないようになっているブラインドの天井に、風鈴が一つ結ばれていたのだ。



風呂からあがって二階に移動。備え付けのマンガ棚から、久しぶりに「ドラゴンヘッド」を読んでいた。当時はちょっと怖かったが、今読み返してみると、意外にばかばかしいことに気がついた。



「黒潮温泉がー、ガラガラのスカスカでー、ラッキー」



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香川までの帰り道、またまた少し寄り道することにした。俺たちに計画性など、ない。徳島の川(おそらく吉野川であろう)に寄った。断崖の谷に悠々と川は流れていた。その川を、山の木々をぬけながら、はっきりと太陽は照らす。まさに夏らしい静寂の時であった。



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車をドライブインに入れ、店の中から断崖を階段で下った。そのくだり道は、船くだりをする人用のものなのだが、そんなことは関係ない。そこに居合わせれば、みななにかの縁だ。さすがに川につかることはできなかったので、写真だけを撮って引き返す。



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店の中では画期的なアイスに出くわした。



「鳴門金時アイス」



さつまいもの香りが一口目からのどを包み込む。まさに甘味。さつまいもとアイスを合体させると、おそらくこうなるであろうという味が、そこにあった。まいうー。



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高松に到着したわれわれは、すぐに松山にむかって出発することにした。松山まではJRを利用する。



どうもJRの特急は、線が少ないらしい。そこでわれわれは衝撃的な光景に出会った。



片道二時間半かかる特急列車の中に、立っている人がたくさん…いる。これはなんなのだろうか。JRの嫌がらせか。帰省の名を借りた復讐なのだろうか。そんなものは金田一の二十年前のあの日だけで十分だ。



仕方なくわれわれも立つ。そしてそこは喫煙車両。僕は座っている人にたずねた。



「すみません、この横の灰皿、借りてもいいですか?」
「あっ、わたしたち次降りますからー」
え、まじで?ラッキー、どラッキー。タバコ吸っててよかった。



それから快適な列車の旅が続いた。大富豪をした。また負けた。日もとっくに暮れてしまった。そうこうするうちに、松山到着の朗報が耳に届いた。



「満員の特急でー、二人席を手に入れてー、ラッキー」



実はもう一つラッキーがあった。書いていいのか迷ったが、書こう。特急料金は片道2100円の有料だ。車掌が確認にやってくる。しかし…車掌は一向に確認しなかったのだ。きっと中日マジック点灯で頭がいっぱいだったのだろう。もしくは四国アイランドリーグかもしれない。ともあれ、やった。ただ乗りだ。



「車掌がー、中日ファンでー、ラッキー」



松山からはタクシーでホテルにむかった。到着したのは九時前だったと思う。遅くなってすみません。とりあえず食事をいただこう。



さすがに旅館の食事はたくさんの品目が出てきた。代表的なものだけあげれば、しゃぶしゃぶ、鯛とたこの釜飯、氷刺身、山味のゼリー、牛肉のミートソース、ライチなどなど。



旅館のおばちゃんが「冷蔵庫の飲み物もどうぞ」と言っていたので、僕たちはジュースを二瓶ほど持ってきた。なかなか気前のいいホテルだと思った。
部屋に着いたら浴衣があったので、浴衣を着て写真を撮る。おもしろ写真を撮る。で、気がついたら遅い時間だった。いまから道後温泉に行っても、ゆっくりできない。明日の朝むかうことにしよう。



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そして、案の定酒盛りをした。ワッショイ。




八月十二日(土)



朝、ツレに起こされた。ぼっちゃん温泉に行こうとのこと。なんでこいつはこんなに元気なんだと思いながら、しぶしぶ起きた。



朝の強い夏の日差しを浴びることを予想しながら、ホテルのフロントへ鍵を届けると…



「温泉まではバスで送り迎えさせていただきます」
えっ、それはラッキー。まあ「バス」というか、単なるバンの車なんだけれども、そいつはご愛嬌。



ぼっちゃん温泉は俺は二回目だ。前回は混んでいていらいらした覚えがある。で、今回は朝だから混んでないだろう。そう思いながら湯船へのドアを開ける。



なぜこんなに人気なんだろうと疑いたくなるくらい、混んでいた。実にひどい。あるじいさんが風呂の中でシェイプアップ運動している。時すでに遅し。また、違うじいさんは湯船に足し湯をしている湯口に口をあてている。湯を飲んでいるのであろうか。最悪である。



まったく人間は何をするかわからない、不思議な生き物だ。しかし朝湯自体は気持ちがよかった。別段、不満足なこともあるまい。



それからホテルに戻り、朝食を食す。バイキング形式なので、二人してアホみたいにがっつく。やれソーセージだの、やれスクランブルエッグだの、やれフルーツポンチだの…そして腹が少しずつ痛くなってきた。



お土産を購入して、ホテルのチェックアウトをすます。ちなみにアタクシは家族の分しか買ってなかったので、あしからず。だって友達と会う機会が少ないんだもーん。日持ちしないよ。



チェックアウトの時、われわれは信じられない光景を目にすることになった。



「えー、冷蔵庫のジュース代、660円いただきます」



うそだろー、昨日仲居さんがすすめてきたのは有料やったのかよ!なんてこった。食事時はなんでも無料なふうな口振りだったじゃないか。まあ仕方あるめい。



それからわれわれは、ぼっちゃん温泉の商店街めぐりをした。目的はただ一つ。それは、いよかんソフトクリームだ。旅行計画時から狙っていた獲物、いよかんソフトが今、われわれの目の前に。「天皇皇后両陛下ご用達」の看板も粋に光っている。そしてオレンジ色のソフトを口に含むと…



そこはまさに直感パラダイス。エルドラド。人類が夢見た桃源郷であった。いよかんの味そのままに、おそらしくすばらしい食感をもってソフトは舌を刺激する。うーむ、なんたるうまさ。思わず無言で食べる。みなさんも、行く機会があったら一度食してみてください。



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それからしばらく商店街をぶらつき、路面電車に乗って松山にむかう。松山からは例によって特急。今回はもちろん特急代は払った。



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高松に到着してから帰りのバスまでは時間があったので、まずはさぬきうどん第二段を喰らいに出発。途中の警察でぬけぬけと道を聞いたりする。炎天下の中、あった、中村精麺店だ。ここでも特大を注文。360円。うまい!ややコシに欠けたものの、手作り感はすばらしい。今度はつゆでいただいた。



ラストに高松の港に行って、海を見る。傾きかけの陽光があたって実にきれいである。そこで潮風と厭世観とフナムシとたわむれ、われわれはバスにむかった。



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帰りのバスからは明石大橋や神戸の夜景が見えた。ぐっとくるものがあった。この夜景はいつか俺のものだ。いや、少なくとも、一つだけでも俺のものにしてみたい。



梅田にむかうにしたがって、少しずつ現実が戻ってきた。それもやむをえない。人生と戦う場所はここしかないのだから。三番街に到着したころ、われわれの虚空感はピークに達した。



「もう終わってしまったかあ」とぼやきながらも、どこかしら梅田の街を憎むことはできなかった。待ち行く人々。四国で見た人々とは180度違う。そこもまたいとおしい。




数千数万の思考を乗せて歩く都会の雑踏。俺はここにもまた人間の匂いを得ることができた。そして、いつしか虚空感は消え、腹の虫だけがぐるぐるとこだました。



俺はツレに、「マクドでも行こうか」と声をかけた。俺たちの背中を追い越して、俺たちが乗っていたバスは、車庫にむかってゆっくりとスピードを乗せた。



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(四国、高松港の夕焼け)
posted by 映画委員長 at 12:18| 奈良 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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